ドイツ旅行記ーノイシュバンシュタイン城ー

「新しい白鳥の城」という意味を持つノイシュバンシュタイン城は、ディズニー映画の眠れる森の美女の城のモデルとしても有名です。
ミュンヘンからフュッセンへと電車で移動します。途中でも、古城がちらほら見えるのが、いかにもドイツらしい風景です。
フュッセンからはバスに乗り、ホーエンシュバンガウで降ります。
見学するには、事前にツアーに申し込まなければいけません。ふもとの街から、馬車に乗って山道を移動します。頭が大きく足の毛のふさふさした馬は、冬のドイツの雪景色によく似合っていて、絵本の挿絵の世界のようでした。
二月と言う事もあり、身を切るような寒さの中をゆっくりのんびり馬車に揺られていくと、急に視界が開けて、濃い緑の木々の中から真っ白なお城の姿が見えてきました。
ドイツ旅行中にさまざまなお城や教会を見てきましたが、険しい山の頂上にほっそりと立つこの白い城は、まさに白鳥という名の通りの美しさでした。
中に入ると、順番に組にまとめられて、場内をツアー観光していきます。ドイツ語のガイドではありますが、本当に丁寧に一部屋一部屋を解説してもらえました。中は、ほぼ当時使われていたままになっていて、観光客があるける通路とは木の柵で分けられていました。
解説では、部屋の説明のみならず、当時の王様の暮らし方や起こった出来事などを交え、どうしてこの配置になっているのかなどを分かりやすく説明してくれました。
特に印象的だったのは、サロンの豪華さでした。どの部屋も壁や天井は綺麗な絵画で装飾されていたのですが、人を集めるための部屋であるサロンは特にきらびやかでした。壁に連続して書かれている絵画は、騎士ローエングリンの物語の場面で、中世文学の好きな方にはたまらなく魅力的な部屋だと思います。さらにその数部屋通った後の部屋にも、タンホイザーの絵が描かれていたりするので、当時の王族の豊かさや権力というものをまざまざと感じることができます。
たっぷりと見学をして城を出るころには、すっかり雪が降り始めていました。
帰りの馬車を降りた後、近くのローマ文化の遺跡を見に行ったのですが、吹雪のように雪が舞っていて、友人と笑いあって走ったのも良い思い出です。